プラセンタ注射
プラセンタ注射
当院では更年期障害の症状に対して保険診療によるプラセンタ療法を行なっております。
更年期とは一般的に閉経の前後合わせて10年ほどを指します。この時期に出現するさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障をきたす状態を「更年期障害」と言います。
更年期障害の主な原因は女性ホルモンの低下ですが、加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子がお互いに関与することで発症すると考えられています。(日本産婦人科学会HPより抜粋)
プラセンタとは胎盤のことで胎児の発育に必要不可欠な細胞成分やタンパク質、アミノ酸などの栄養素が豊富です。当院で使用する医療用プラセンタ注射薬「メルスモン」は更年期症候群の症状に対して保険適応が認められております。
プラセンタには免疫調整作用があるとされ、免疫機能の向上が期待されます。
血管の拡張や血行改善に寄与することが、プラセンタの注射による効果の一部とされています。
繊維化した肝細胞を修復する効果が見られています。
など
肝炎やHIVなどの感染のない健康なヒトの胎盤を原料とし、高圧蒸気滅菌処理をしています。しかしながら未知のウイルスに感染する危険性は現時点で全くないとは言えません。また特に併用薬してはいけない薬などはありませんが、ホルモン受容体陽性乳癌の方は併用による弊害が未確認のため、当院では投与を推奨しておりません。
など
プラセンタ治療をされた方は献血が出来ませんのでご注意ください。
1週間に1回から3回、1回につき2mlの皮下注射を行います。保険診療のため1週間に最低1回の投与が必要となります。回数は月15回までは保険適応が認められています。
3割負担の方で初回1,000円程度、2回目より500円程度となります。